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提案  (トレデキム  漆黒の邪龍 ダーティードラゴン) 


「どこかに出かけるにしても、コロニーは何処も猥雑だからなあ…」

「リゾート惑星なんてのはどうかな??人が少なくてのんびりすごせるらしいそうよ」

ノリ気がしない彼の断わりの理由を提案でつぶしてゆく少女の言葉は好感度があがるものだ。

ほほえましいとゆう意味合いで。


「リゾートと言えば一週間後に開催されるベイグス星系群の二等恒星内第三惑星でのイベントに君たちは参加するのかね?確かこの地は有名なリゾート惑星としても名を響かせていると記録されているのだが」

「ライトニング将軍閣下の総統就任披露の事なら我が社からの出席は聞いてますけど、多分ビム…トップであるビバームスとかが出るだけだと思います…」

私からの問いかけに少女が応えた。

「実はたった今そのことについてオンリーワンから打診があった。多忙な彼の代わりにこの私が代理ででてくれないかと」

「プロフェッサーが??。その事となにか関係が??」

「彼の代理が私で務まるなら麗人の代わりをキミが勤めても変わりないのでは?」

「うーん………???」


言いよどむ少女の表情と様子が変わった。

「そのような事は承っておりませんが…貴方様からのご命令であればそう致します」

「なら結構。それと私が出るからにはそれなりの護衛も必要であるから腕利きであるファング君にそれを頼みたいのだが」

もう一つの姿に瞬時に変わった彼女の言葉を聞き、返事をした私は更なる提案を黒髪の彼に示した。

「…っオレが??その事とさっきまでの話とどんな関係があるんだ?」

「かの惑星は彼らが威信をかけて作ったリゾート地であり、就任披露後のパーティーや
訪れた来賓を数日その地でもてなす用意があるらししくてね。休暇にはお似合いじゃないかね?」

「丁度、彼の所属機関の例のメンテンナスがそれくらいかかりますので、素晴らしいご提案だと思われます」

「…お前もか…やれやれだぜ」

誰かに似て面倒事を嫌う彼の様子に私は上向きな感情とやらが沸き上がるのを測定していた。




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