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小説  鬼畜  

鬼と黒幕   (小説 鬼畜)

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私の何処が駄目だと云うのだ?

人を越える知能を有してるはずの私の何処が?

私でさえ不完全だと云うことか…

高い知能を下らぬ教育が害しているのか?

一からの教育が大切と云う事か…


ならば…

創り出せば…

高度な教育による強い精神を持った新たな私を…





政党内の知人の紹介による若い小僧を前にして儂は、確かに感じるものを覚えていた。

話に聞いていた異常な程のIQ値もさながら、その瞳の奥に宿る…何か…強い…思いを。


改めて小僧の差し出した資料を見直す。

『憂国からの諸提案』と題されたその資料の束は、国粋主義派の代名詞を豪語する儂自身をおおいに悦ばすものであった。

たとえ小僧の本心が何処にあろうとも、その道の行く末が儂の目指すものに重なる限り問題などない。


その何かを宿す瞳に向かい、儂は問いた。

「貴様、何を望む?」

「国家のため、私の思考の証明のため、それと何よりも御前様のため、何卒お力を…」

それだけを告げ、小僧が頭を下げる。

恐らくは周りに下げた事などないであろうその頭を。


「…分かった。貴様の道がそれぬ限り力を貸そう。…それぬ限りな」

そうして儂は、小僧に力を貸し与えることとした。


今思えば、鬼神とも言える小僧に。



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