小説  鬼畜  

異物への仕置  2  (小説  鬼畜)

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そんな俺の言葉に目の前のそれは首をかしげる。


また勘違いなぞしてるのだろうこの野良犬は牝犬は。

こんな牝ころに興味などは沸かない。

牡と牝の行為など何も知らずこれからの自分に起こることにただ恐怖するばかりであったあの幼女の牝とか、新しい刺激ばかり求め俺に情欲の眼差しを向けたあの牝の少女とか、そんな牝達と比べることさえもできないほど目の前の犬は凡庸すぎる。

幼くも若くもなく俺の欲望を吐き出す価値さえないほどありふれた存在だ。

利用価値すら見いだせない。


周りの雄のように使える道具か使えない道具かみたいな明確な判断基準に困るのが、この牝達の扱いづらいとこだと俺はくだらない思考を巡らしてゆく。


「お持ち致しました」

そんな俺の思考を遮る声がする。

「ああ、すまない」

その有用とも言える道具に俺は返事を返す。

この控えめでよく頭の回る道具を私的に使うことに利点があるかもと言った思考を俺は、片隅に留めることにした。


「…いったい…何を」

その有益なる思考をまたくだらないものが遮ってくる。

ああそうだ、こんな茶番の続きであった。


思考を切り替え届けられた皿を示し俺は茶番を開始する。

「残り物をこの皿に…そして足元へと置いてくれ」

俺からの言葉を待ち佇んでいた有用な道具が静かに頷き素早く言葉通りに従う。


「さて…先ほどの言葉に二言はない。お前にはこれを処理してもらう。手も使わずに這いつくばってな」


俺の言葉が直ぐには理解できなかったようだ。

その顔が羞恥とは違う色に染まりなおすのに少しばかり時間がかかったのだ。


「えっ…」

雌犬はその愚鈍さ故、簡単な返答さえできないようだ。


「本来ならば問答無用につき出すところだ。無断に侵入し俺の自由な時間を阻害した、これは犯罪行為とも言えるからな。俺の力をもってすれば社会的に排除することさえ可能であるが、この程度ですましてやろうと云うのだ。むしろ感謝して欲しいのだが」

「…言葉に嘘はないのですね」

「…くどいな、やるのかやらないのか?いつまでも俺が気まぐれに慈悲深いと思うなよ」


俺の言葉に観念したかのように雌犬が足元に膝まづく。

しかし皿の上に顔を寄せたまま動こうとはしない。


俺の辛抱はどうやら切れてしまったようだ。

「早くしろよ、何も衆人環視の中でやれって言ってないだろ?」

そう告げながらその動かない頭を、皿に押し付けるように俺は力を込め踏みつけていた。


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