小説  鬼畜  

異物への仕置  1  (小説  鬼畜)

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ものを食すといった行為は、私的な事に分類されると理解している。

獣とは違いそれを楽しむとゆうことは、共有できるものではないし、実に個人的なものだ。

ただ栄養を摂取すると云う行動ではなく、それを口にと入れ噛み千切り磨り潰す食感てやつを楽しむ事。

噛み千切り磨り潰すことによって味わう快楽は、私的な悦びを醸し出すものだ。


それに別なものはいらない。

雰囲気といった曖昧なものや音楽や会話などとゆう邪魔なものなどはいらない。

ただ喰らい味わい時には過剰に楽しむことは、人ならではのものなのだろう。

その食事にこのような喧騒などはふさわしくはない。

そんな思考を交えつつ喰らう事に専念していた俺は、喧騒より上がった一つの声によりその行為を中断させられた。


「食事中大変申し訳ないのですが、あなたを取材させて頂くわけにはいかないでしょうか?」

その唐突で不躾な申し出は、俺をイラつかせた。

湧き上げる不快に俺は、言葉を返すこともなくその思いのままに言葉を発する。

「この異物を直ちになんとかしてくれ!」

俺の言葉に応えるかのように、喧騒を生み出した部屋の入り口の方から、同じように数人の男たちが現れた。

「大変ご迷惑をおかけしました。直ちに排除致しますこの非礼は必ず別に」

「ただ少しの時間だけ取材をお願いしたいんです。なんでもします。どうか取材を」

男たちの言葉を遮った異物が、再び世迷言をまくし立てる。

その中の一言に俺は興味を覚えた。


気まぐれなるいつものやつだ。

「…本来なら、下賎なものの申し出など聞く耳も持たないが、なんでもと云うならば考えなくもない。今から俺の要望する幾つかのことをすれば、口を聞いても構わないが」

異物は俺の言葉に少しだけ表情をかえる。


何様のつもりだ?と俺は思う。

大方なんでもと云う俺の言葉に此奴の好みそうな性的なものでも妄想したに違いない。

お前程度の牝に、牝ころにそんなモノなど感じはしない。

そんな胸のうちを隠しながらも再度問う。


「なんでもするならな?」

野良犬と変わらない牝ころが、生意気にも少しばかり躊躇し不安げに頷く。

その様子を見て男たちを制し、あることを伝える。

「それはそのままで良いから、皿をもってこい」

俺はそう伝えたのだった。



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