乱想が生み出すもの


君の云うとうり ボクは歪んでいるかもしれません

君の云うとうり ボクは崩れているのかもしれません

ボクの言動は 一括して不鮮明で

ボクの思考は 混沌の二の腕に統率倒錯されてるのです

思い出せない程の薄やかな過去を 心を込めて抉り出してみても

その憧憬は仄かに眞白で 多くの白色が淡々と絡み合うばかりなのです

過ぎ去りし日々の影を 虚ろに悪戯に縋り求めたとしても

振り向くのは 色違い人違いばかりで黄昏れる事に当たるだけなのです

それにしても 今宵の心月は 無駄に 綺麗ですね

覆いかぶさった暗雲に包まれ藻掻くのが とても心憎いですね

隠れる月を閉じた瞳で見る度に 君の姿を思い出します

思い出せない君の面影を ただ胸の端に幾つも幾つも浮かべています

君の云うとうりでしたね

君の云うとうりでしたね

ボクがボク以上に変われないのを苦笑しながら

変わる季節が追い越してゆきます

変わり果てた君が ボクまでも落としてしまうのを

ただ 哀しく見つめています

ボクの上には未だ月が とても綺麗に隠れているのに

ボクの上にはまだ見ぬ月が 知らぬ間知らぬ間逃げてゆくのに

狂える言葉と迷える思考 何かが変わる明日の背まで

溺れる魚と這いずる鳥の 欠片をすくって過ごします

ボクは

ボクは

ボクは

ボクは




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