砂漠の砦 ジャスティス  2  (エターナルトランスフォマー パールパピヨン)


眩いばかりの白から視界が解き放されてもオレは、驚きに包まれていた。


 なんだったんだ?

 それに此処は?

驚きのあまり腰が抜けていたオレの目には、画像でしか見たことがなかった広大な砂漠のような世界が映っていた。

それは波打つ巨大な砂丘のようなものではなく、ゴツゴツとした岩肌がむき出しのただただ不毛な荒野が続くばかりに思えた。

ほんの数分前?の狭苦しく人が溢れていた世界とは変わり、人影などはないようにさえ思える場所。

冬の寒さとは異なり、暑く乾いた風が渦巻いている。


降り注ぐ日差しを訝しげに見上げれば、ぎらつく太陽が二つばかり空を支配していた。


 夢なのか?

 二つ?

 … … …


 此処は…

 …


 ルチル??


オレは砂漠と二つの太陽から、ルチルと云う名前を唐突に浮かべていた。


 だとしたら?

 先ずは探さないと


オレは突き動かされるように歩き出す。

周囲を伺いながら。

目指さなければならないと思い出したからだ。

こんな場所にいるのはまずいと思い出したからだ。

そしてそれは確信となり、オレは走り出す。

一際高い岩山のようなものに向かい、無数の何かに追われながら。


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