王様からの依頼 1   ファンタジー小説 ギミック



「良いか?くれぐれも礼節をわきまえるように」

縋り付くように戒める男の声に莫迦にしたような態度でガッツがこたえた。

「わかってるよ、頭を下げてりゃいいんだろ?」

「お莫迦はモノを知らないねえ、その大きな声もダメだからね」

呆れ顔のフロートが騒ぎ立てるガッツに向かって言い放った。


前衛で戦士を騙るガッツと同じく前衛で遊撃を行う魔術士もどきのフロート、あとは後ろで回復やらなんやらの僧侶を偽るこのボクフェイク。

三人?揃って無敵のS級ランカーズパーティー’ギミック’だ。

不死身のガッツと反則的なフロート、あとはユニーカーであるボクたちにはできないことなど少ない。

その攻略率100%のパーティーを見込まれて今日も王宮に招かれている。

ただ、ボクも含め言動に問題のあるパーティーだから、順調にゆくとは思えないんだけど。



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