遊戯と現実 2 (ファンタジー)


腹が満たされたせいか戸惑いも収まってきたようだ。

もとよりの性格のせいか、郷に入りては郷に従えのスタンスで今の状況を僕は楽しむことにした。


ほんとうなら現状の認識が優先だろうが、仮にこの状況が変わらなくても僕には憂いがほとんどない。

リアルでの自分は、年齢的にも職場での重要性は薄く立場も半ば引退した身であれば問題も少ない。特に支障もないだろう。

家族のことを思えば子供は手を離れ、ただ連れ添いだけは気がかりではあるが…。

今の時点では何もできそうにないからそれは、僕よりも家族思いの子供にでも任せることとして…。

先ずはこの世界での生活を続け、おいおい考える事にしよう。


経験に基づけば衣食住さえなんとかなれば、先も見えてくるはずだ。

僕のこの世界でのアドバンテージと言えば、巷に溢れる創作物の中のチート的能力ではなく、それでも長く費やしてきたそれなりの人生経験とそれまでの一般的な常識や知識、そして現在の肉体年齢の持つ時間と可能性だろうか?。

人生の半ばを既に折り返していたリアルの僕からすれば、それだけでも大きなことだ。


若いとゆうこと、自由だとゆうこと、そしてほんとうならあるはずの生い立ちからの柵が一切ないとゆうこと。

なぜならこの世界でのアバターである僕、冒険者エルマーは駆け出しの冒険者として創造されスタートしたわけだからだ。


既に世界内での時間は一年余でギルドからの依頼をこなしランクアップと日々の生活サイクルも安定してきている。

生活の基盤となる冒険者としての生業など、これまでの此処での相違を確かめるべく、冒険者ギルドと命名されていた場所に足を運ぶことにした。




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