実行  (官能小説 ラバーズ)


ともかくこのマスクが生き物に干渉することを実証したかったボクは、引きこもり故に数が少ない対象物から選んで実験することにした。

そのためのモノを通販で新たに買い求め実行へとする。

流石にいつもの通販サイトでは購入できなかったが、別の専門サイトでの購入だ。

届いたそれを片手に獲物が近づくのをまち声をかける。

便宜上呼びかけに使うその言葉を。


「…母さん少しお願いがあるんだけど」

不審げな顔つきでそれが近づいたところを購入したスタンガンを押し当て計画通りに自由を奪う。

用意しておいたマスクを手袋をし裏表をまちがえないように頭部に被せる。



そして行動が再開されるのをまってボクは改めてそれに問いかけた。

「気がついたなら返事をしてみろ」

ボクの問いかけに戻ってきた言葉は、常にヒステリックなそれからは想像もつかないような「…はい」といった無感情で今まで聞いたこともないそんな素直な返事であった。


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