「官能小説」
虚構の夢(官能小説)

奴隷 2 (官能小説 虚構の夢)

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相変わらず隣の部屋の喧騒は収まりそうもなかった。

ボクがこのマンションの一室に越した頃からの知り合いであるカオリが、この部屋のもう一人の住人でもあるカオリが騒ぐのも仕方ないかもしれない。

新たな同居人などカオリが許すはずもないのだ。

それが例えボクの新しい相手であり母親であっても。

カオリとたまえのいつ終わるとも思えない問答をBGMにしながら、出会った頃から騒がしいやつだったよなとカオリについての記憶を巡らす。

改めて顔を合わせた時も元より、本当の最初のブログでのやりとりでも、カオリのやつはこんな調子だったなとボクは思い出していた。

親の遺産の転用で新たに購入したこのマンションに暮らし始めていた頃のことを。

特に働く気もなかった不労収入での生活が保証されたボクは、暇つぶしとばかりに学生の頃より愛用していたパソコンで、今と同じく大した訪問者もいないブログで毎日のようにとめどない記事をアップしていた。


完全に自己満足な趣味にしかなかったそのブログ 妄想の彼方にて は、とりとめのない雑記と独りよがりな戯言だらけの、クズのような内容のものだった。

わけのわからぬ詩文を掲げ、まとまりのない物語をぶちあげる。

日々の下らない想いを書き散らしては、誇大妄想なでっち上げを気まぐれに。

そんな中でロボットについての記事を書き、最後にロボット(まあ、自分としてはアニメなどの巨大ロボットのつもりだったのだけど)は男のロマン、ロボットを随時募集すると締めたのだが。

そのわけのわからない記事にコメントがきた。

それがカオリからのもので、ロボットになりたいとそれは書かれていた。

当時は数少ないコメントでもあり、嬉々としてボクは返した。

了承すると。

その返信のコメントがその後のボクを、今のボクを導くとは当時思いもしなかったのだけど。 



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