蒼き荊棘 3 (小説 娼婦は何でも知っている)


用意されていたプリムラの部屋へと男を誘う。

「先ずは、あのような可憐な華ではなく、私を選んでくれたことを改めて感謝する」

部屋のドアを閉め押し倒した男に跨った私の口は、そんな言葉を紡いでいた。

「…あ、ああ」

男の返事を熱を帯びた唇で塞ぎ、その逞しい身体を顕にしようと衣服を剥いでゆく。


次々と男の衣類を剥ぎながら指を這わせ唇を這わせ男の愉悦を引き出しながら男の牡の香りを味わってゆく。

牡を堪能しながら男の身体を全て顕にした頃には、華としての技を使い私自身も全て曝け出していた。


「なあ…どうだ?…」

「…俺の名なら、アックスだ」

獣人のいや狼人としての姿を全て晒したうえで私は改めて男、アックスに問いかけた。

「私は華でもあるが今は騎士で、華としての術は持つがこのようにガサツでスキモノだ。とてもこの部屋の主であのような可憐な少女のように恥じらいも少ない。もっともお前が望むなら次はそうすることもできなくはないが…」

アックスは覆いかぶさったままの私の瞳を見つめそして少しばかり視線を外し何事か思い浮かべているようだった。

先程のプリムラの振る舞いを思い出してるのだろうか?私の頬に少しばかり嫉妬の朱が浮かぶ。

「いや、お前でいいぜブルローザ。俺はお前みたいな女が嫌いじゃないし、…聞けば華はそれぞれに美しさが違うとゆうじゃないか、正直あの娘は気になるが、俺はお前でいい」


「私のことはローザと呼んでくれ、…アックス、お前のような男と出会えたことを私は感謝したい」

正直すぎるとも思えるアックスの言葉に好感さえ抱き私は再びアックスの身体に密着する。

唇に唇を重ね舌と舌を絡ませたまま、アックスの牡としての其れを自身の中に呑み込んでゆく。

全てを重ね全てを繋いだあと私は、其れを味わうかのようにそれを味あわせるかのようにゆっくりとアックスの上で動き出すのだった。




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1 Comments

椿  

NoTitle

娼婦シリーズ来てる! と思ったら今回は主人公が違うのですね。
ローザさん、恰好良くて色っぽくって、カメリアさんとはまた違う『華』の雰囲気がとても良いですね。
続きが楽しみです。

2015/08/14 (Fri) 19:48 | EDIT | REPLY |   

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