シーフ 賊と呼ばれた男

至宝の探索 12 (ファンタジー小説   シーフ 賊と呼ばれた男)

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「ときにシャーラトン、騎兵隊の方はどんな様子かな?」

不意にかけられたブラーの言葉に、シャーラトンはその内なる力である輝きを震わせた。

動揺が心自体を具現化した力の輝きに正直に現れたからである。


この問いかけの意図はなんだろうと思いつつシャーラトンは答える。

「ふ、副官であるテリシュからは変わりなき事を聞いてますが…」


暫しの沈黙の輝きの後、試すような言葉がブラーからかけられた。

「君の目からはどうなのかな?」

「それは…」言いよどむシャーラトン。

落ち着いたかにも見受けられたその力の輝きも、心なしかまた揺らぎ始めてしまう。


…だいいちそんなことを言われても あなたからの雑事が多すぎて

シャーラトンは敢えて声の波動に表さず内々につぶやく。


「それは言い訳にしか過ぎないよ」

ブラーの輝きがつぶやきに答える。


「えっ?」


「小僧、まだ気づかないのか?儂らはお前の声を聴いてるんじゃなく、その心の輝き具合を読み取っておるんじゃぞ」

エイブよりのこたえに驚くシャーラトン。


よくよく考えれば耳とかの肉体を持たない今の状態で聴けていることに気づく。

そう、自身も相対する考えを感じているのだと。


「まあ君も慣れれば、聴かせたくない考えを感じられないように振る舞えるようになるけどね。そうすれば、肉体とゆう殻に篭った状態でも僕たちのように考えを隠すことができるようになるさ」


「それって、隠蔽の霊力が私にも備わると云うことなのですか?」

「そうじゃ、真霊もちつまり霊宿者となったのじゃからな」


シャーラトンは、エイブの内なる声を感じ驚きのあまり内声さえ表すことができなかった。






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