シーフ 賊と呼ばれた男

至宝の探索 4 (ファンタジー小説   シーフ 賊と呼ばれた男)

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依頼組合の建物の入口前で、ブラーはその記憶の情景を眺める事となっていた。

エイブの記憶、正しくは育て親として生を全うし融合を果たした後の真霊エイブではなく、この下位界に出現した忌むべきもの真霊宿であるブラーが内在していた繋魂である古の真霊天の記憶であった。

今の時に直して約一千年の昔、下位界と上界の遥かなる境が真なる霊導にて繋がっていたころのエイブの記憶であった。

いつものような人族であったエイブの語りではなく、それは真霊としての感知認知による類まれなる心像の流入。

満天の星降る世界明けること無き永夜の世界、満ち溢れる力術により多くの霊的存在を従え悠久の営みを続ける自己とゆう存在。

それを見守り君臨する更なる明主のもと、その盟主が集う天空界のひとつタキューム。

それがブラーを圧倒する。


その荘厳な心像に声もなく立ちつくすブラーを、朽ちゆくもの溢れる下位界に引き戻したのは、馬車から降り立った男だった。

それはブラーにノウムよりの使者と告げ目の前の風景にその意識を戻し促したのだ。


常人いや、今はもとより遥かなる創世の時代からこの下位界において知られることのなかった、過ぎ去りし過去の別世界の更なる高みのその名を噛み締めブラーは、その後車上の者となる。



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