剣の道(邪な望みへの道程) 6


「師匠は魔力についてどう思われますか?一般的には誰しもが持っている力、才あるものはそれを多く所持し多くの事柄を成しうる術とゆうことなんですけど…」

だんだん小難しい話になってきやがった。

でも、この優秀な弟子のことだから俺にもわかりやすく話をしてくれるのだろう。


「ああそうだな、お前の言うとおり誰もが持っちゃあいるが、そいつはひとりひとり別モンだってことかな?威力とかよそいつの得意なこととかよ」

「そうなんですよ、そう云う事なんです。魔力についての研究は実は、統計的に進んでいて誰しもが持っている魔力を創りだす器官…つまり身体に、具体的には左胸の中に他の器官を覆うように存在していて、ひとそれぞれによって大きさこそあまり違わないのですができることが多く違っています」

頷きながらベイルの奴が話し続ける。

「違いってのは?なんだ?」

「生み出す量ですね。多くの魔力を生み出しそれを続けることができるかってことですけど」


「人によって莫迦みたいな大量の魔力を練り出すってやつか?」

俺は師匠であった剣王ククルカンのことを思い出していた。

「そうです一度に膨大な魔力を練り出し、それを長い時間維持しつづけることです。前者は遺伝や持って生まれた才能に左右されますが後者は後の鍛錬、つまり効率的な反復により維持の時間が伸びるものです」

「修行の成果ってやつか」

「そんな感じです、魔力とはそれによって左右されます。それと魔導はその魔力量によって左右されがちなわけです」


「つまり、魔力量によって直接威力が変わる火の魔導って奴は、俺にあってるってことだよな」

挑むように言葉を吐き出し問いかける俺に、ベイルは笑みを重ね答えを返してきた。

「流石です師匠、その通りです」


剣王にも見込まれた俺は、その内在し成長が見通せた魔力量によって、火の魔導を纏うのがあたりまえだったのだと納得できた。


「師匠は道理さえ身につければ、かの剣王と同じ風の奥義を放つことが可能です。同等な…もしくはそれを凌駕するほどの」

後に続けられたベイルの奴の言葉は実に、衝撃的なものだったのだが。





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