「恋愛小説」
乾き 改訂版

酔夜にて (改訂版 乾き 3)

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酔った僕が好きと言っていた

酔った僕が嫌いと言っていた

酔いに任せて何度も求めると 何度でも応えてくれる女だった




その日は週末とあって、部屋にも戻らずにそのまま後輩と馴染みの店に呑みに行っていた。


「だかあさあ、ゆみちゃんオレと付き合ってくんなあかなあ」

ろれつの怪しい言葉をカウンターに投げかける。

「かずちゃんて、そんな事ばっかり」

適当にあしらうように答が返る。


「そうっすよ、かずさん。かずさんには、ひとみさんがいるじゃないですか」

たしなめる様な辰也の声。

「いいんだお、あの押しかけ女房みてえな女なんかわ」

むっとして横に座る後輩をにらみつける。

「だいいち毎日毎日部屋で女房みてえに待っててよお、しんせんみがたりねえんだお」

「そんなあ、いいじゃないっすか。かいがいしくて…」

「オレは…彼女が欲しいんだお。彼女が。女房とかじゃなくて」

目の前の水割りを流し込む。

もう一度口説こうとカウンターを見やると、ゆみの姿は奥に消えていた。

「おおい、ゆみちゃーん。オレの彼女になってくれお、女房は間に合ってるからお!」

叫び続ける僕をつつくやつが居る。

「かずさん!かずさん!」

「なんだようるせえな」

辰也を無視してさらに騒いでると、作り物を持ちながらゆみがカウンターの奥から現れた。

「あら、いらっしゃい。立ってないでかずちゃんの隣に座ったら?」


「…こんばんわ」

そして耳慣れた声の持ち主が僕の横に座り込んだ。


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