FC2ブログ

ヒトミ 飼い主の女 1 

0 Comments
フラメント
目が覚めると温もりが腕にのしかかっていた。

そうか今は朝なんだなと、俺は今更ながら気づく。

半分しびれかけてたそれを、その温もりの首から引き抜くと、温もりはくるりと背を向けた。

寝ぼけまなこであっても、俺の要求がわかるらしい。

当然のように差し替えた俺の手は覚えのある感触を握り締める。

空いている手で腰を掴み引き寄せると、より温もりを俺は感じていた。

それは未だ寝息を唱えてはいたが、無理に背後から脚を抱き開き要求を満たすことにした。

痛む頭のせいか覚えちゃいないが、昨夜の名残りが無意識に拒もうとする抵抗をちゃらにしてるようだ。

深く重なった身体で温もりを楽しんだあと寝息が喘ぎに変わるのを眺めながら、その慣れ親しんだ温もりを俺は揺さぶり続ける。



俺はジゴロ。

無理矢理に欲望を満たそうとする、クズな男だ。



「ん、ん、…カズちゃん…、いいのよ、出して…」

喘ぎ始めたその温もりが荒い吐息の中俺に云う。


「…ああ」

そんな言葉を聞くまでもなく、目覚めの吐き出し口を求める俺だが、一言だけ醒めた声を返して更に揺さぶる。

自らも促すように濡れ始めたそれは、締め付けるほどではないが吐き出すには十分な刺激だった。

他の相手なら我慢もするところだが、そんなのはこのあとで十分だろう。

そして俺は無言で、いつもどおり身勝手に唐突にそれを終える。


「ああぁ、抜かないでね…」

俺にはわからないが、いつもそんなことを聞いてる気がする。

知りたくもないが、それもそれでいいのだろう。

揺さぶっていた時にはなかった締めつけも、何故か萎えてしまってるはずのこの間に何度か感じられるからだ。


絞り尽くそうと云う事なのだろうか?。

俺にはどうでも良かったが。


締めつけを感じた俺はそれで満足したと捉え、腕もあれも引き抜いて傍らにごろりと仰向けになる。

カサカサとした音が聞こえ、名残りを拭き取られる感触があった。

天井を見上げたまま枕元を弄ると、俺に覆いかぶさった温もりが俺を見つめる。

「はい、これでしょ?、一服の後でいいから今度は私もイカセてね」

手にした煙草を俺に手渡しながら、見つめる口はそう言葉を紡ぐ。

俺は返事替わりに白い煙を、黙って大きく吐き出した。






関連記事
スポンサーサイト
フラメント
Posted byフラメント

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply