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気まぐれ短編集 ブラックブック

メールストーリーズ

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1.

あの人からのメール

デートの誘い

でも いつも何するわけでもなくて いつも身体を求められるばかりで

拒めなくて断れなくて いつもそればかりで

ただのはけ口でしかないのかもしれない

都合の良い女と思われてるのかもしれない そんなの寂しすぎて 哀しすぎて 嫌すぎて

けれど、怖くて…

孤独に戻るのが怖くて…


懸命に思い込んで

愛されてるからと思い込んで

思い込んで 思い込んで

だから 返信してしまう

あの人に今夜も

抱かれるためだけに…




2.

あのオジンったらカネもないくせに…
メールしてきて説教までして…

こんなところに出入りしてる
オマエのほうが莫迦だよ
あたしなんかより

こんなに若いあたしを抱くのに
タダなんてありえないし
そんなこともわかんないなんて

オマエみたいなオジンでも
出すものさえ出せば
抱かしてやるのに

先のことなんて考えても
まだあたしは若いから…
売れるうちに売らないと

そう 売れるうちに…
売れなくなったら…
そんなのは先のこと


それから考えれば…


3.

さとみはメールどおりの格好で改札脇で待っていた。

黒いVネックのシャツにデニムの上着それと短めのスカートといった出で立ちで。

休日の改札口は思った以上に混んでいて、メールでの約束の抱擁と接吻はさすがに諦めるしかなかった。

「ちょっと待たせちゃったかな」内心がっかりしたものの、ボクは笑顔で話しかけてみる。

初めての出会いのセオリーは笑顔だと自負していたからだ。

「ううん、カズちゃんが何度も朝からメールくれたから全然大丈夫」と答えが返る。

取り敢えず手を取り、それでもせめてと思い身体をすり寄せ彼女の車に向かいだす。

メールどおりの黒い軽の助手席に乗り込むとボクは、あたりを見回してさとみの肩に右手を回し首筋を舐めるように囁く。

「メールでの約束のキスは?」

「うんいいよ」その言葉を聞いてボクは回していた手でさとみの顔を引き寄せ唇を合わせた。

互いを確かめ合うような執拗までの長いキスの間、ボクの左手は彼女の胸元に差し入れられ写メでしか拝んでいない彼女の胸の温かみと柔らかさを直に手のひらに感じていた。

唇をはなし見つめたままでボクは意地悪く問いかける。

「さとみはほんとにえっちだね、ノーブラで来るなんて」もちろんそのあいだ、左手は柔らかい胸を揉みしだいたままで。

「ああん、だってカズちゃんが下着なんか付けてくるなって…」

「じゃあこっちも履いてないんだ」ボクはそう続けながら、差し込んでいた手を抜いて今度はスカートの中へと差し入れてく。

「…ダメ、人が見てるから」

「ほんとに履いてないか確かめないと」そう言いながらもやはり写メでしか見たことがない彼女の茂みを探り当てていた。

「二人きりになりたい…はやく」

「まあ、そうゆうことなら」そう言ってボクは彼女の運転に身を任せることにする。

何度か利用したことがあるのだろうか、慣れた手つきで車を走らせる彼女の横顔を見ながらボクはちらりとそう思った。

人のことは言えないけど、地元ならボクもホテルの場所など全て把握しているけど。

駅から離れたインター通りのホテル街に入り込んだ車は迷うこともなく一つの駐車場にと滑り込む。

「時間は六時間でもいいかしら?」内心少しばかりうんざりしながらもボクは頷いていた。

まあ、途中で何か食べたり休憩をはさめばいいやと思い直しながら。

階段を登り扉を開け部屋にと入る。

後ろ手で扉を占めたボクは、まだ立ったまま辺りを見回すさとみの背後を抱きすくめる。

今度は遠慮もしないで貪るように彼女の首に口づけをし胸を揉みしだき、乱暴に手を回しスカートをずり下ろして茂みに隠された場所をまさぐり始めた。

わずかばかり差し込んだ指に熱い滑りを感じたところでさとみが言った。

「お風呂は…」その声を打ち消すようにボクは言い放つ。

「ボクの硬いものがわからないの?もう我慢できないよ」

「なら全部脱いでベッドで…」そう言って彼女は乱れた衣服を脱ぎだした。

ボクもはやる気持ちを抑えながらも服を脱ぎ始める。


写メどおりの一糸まとわぬ姿のさとみは待ちわびるようにボクを待っていた。

ボクがシャツを脱いでズボンをおろしトランクス姿になったところで、彼女が声をあげる。

「ああっ、ずるーい!メールで約束したじゃない、ボクも下着なんて野暮なものつけてこないからさとみもつけてこないでって」

「そうだったっけ」ボクはとぼけてみた。

「メールでの約束をやぶったら互いの望みどおりにするからって」彼女はそうゆうと写メどおりの裸体で横たわりボクに告げた。

「カズちゃんのもしてあげるから、まずは私のをたっぷり舐めてね」

そう言われた彼女のそこは大胆に開かれ、写メとは違い熱く潤ってボクを誘っていた。


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