虐められて


「相変わらずきつい匂いだなおめえの此処は、いつもちゃんと洗ってるのか?」

股間に埋めていた顔をあげて男が洩らす。

ゆみは違う恥ずかしさに顔が更に熱くなった。


「そんな…毎日念入りに…」

「あとからあとから、濁った汁が垂れっぱなしできりがないぜ、シャワーで綺麗に流してこいよ」

吐き捨てるように男は言い放った。

「…申し訳ありません、今すぐに」泣きそうな顔のゆみ。

手枷をはずされる間も、恥ずかしさとくやしさで男の顔をみることができない。

小走りに浴室に駆け込み、シャワーの音に紛れて泣き出してしまった。

「こんな身体じゃ、いやらしすぎて嫌われてしまうかもしれない」

泣き言を繰り返しながら温いシャワーで全身を流す。

何度も何度も股間を流した。匂いなどかき消すつもりで。


突然がちゃりと扉をあけて男が入ってきた。

「どうだ?ちゃんと洗えたか」

手を掴まれ身体を引き寄せられる。

「…はい」泣き顔のまま小さく応える。

「泣いてるのかゆみ?」覗き込まれ思わず顔を背けてしまう。


「…いいえ…」

すると、肩をつかまれ背後から抱きしめられた。

「おい、本気にしたのかよ…」

男は耳元で囁き、ふいに笑いはじめた。

「えっ?」

「おめえと一緒に湯に入りたかっただけだよほんとは」笑いながら言葉が続く。

「…酷いです」男を見つめゆみは涙声で応える。

「ああそうさ、オレは酷い男だからな」

「でも、その酷い男に逢いたかったんだろ?こうしていじめられたかったんだろ?」

そう囁きながら男はゆみの股間にてをのばした。

「こうしてここを、いじってもらいたかったんだろ?」

返事をするまでもなく男の指を、意志とは関係なく再び汚し始めてしまうのをゆみは感じていた。


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