終章


季節が巡っても相変わらず週末ともなると、カフェは、色々な人でいつもにぎわっている。

入れ替わる人々の趣は、季節通りの色合いとなり手にした飲み物も暖かいものへと変わっている。

待ち人でもいるのだろうか、若い男が不安と苛立ちを綯交ぜにして携帯を見つめていた。

その様子をしばらく見つめていたサングラスの女性が時計を見ながら静かにつぶやく。

「どうやら冷やかしじゃなさそうね」

サングラスをバッグにとしまいこみ、男に近づいてゆく女。

「こんにちは、私が夢子よ。横に座ってもいいかしら?」

素知らぬ顔で近づいて男の横でいきなり顔を覗き込んだ。

返事も待たずに座り込むと、ぴったりと身体を寄せ付けて男の手を取り、その露出気味な胸へと導いてゆく。

「あんなお誘いをする夢子が、まさか小娘とは思っていなかったでしょうね?地味なおばさんでがっかりしちゃったかな?」

顔を近づけてねっとりした吐息をかけながら女が囁く。

若い男はどぎまぎとしながらうなづいて、胸から手を離してしまう。

「あら、おっぱいは好みじゃないの?ほらアナタが触ってくれないと此処も潤ってはこないけど」

離れた手を再び掴んで、脚を広げまくりあげた付け根にあてさせると言葉とは裏腹に熱いもので何も着けてない其処はぬめっていた。

「ね、アナタがしてくれればそれ以上のことをお返ししてあげるから…、アナタの恋人やお相手が思いもよらないことまでしてくれていいのよ」

たまらずに立ち上がった男にひしっと抱きついたままゆみと男は裏通りにと消えていった。



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