娼婦は何でも知っている(Rファンタジー)

西の国の皇子 2 (小説 娼婦は何でも知っている)

 ←西の国の皇子 1 (小説 娼婦は何でも知っている) →王都会議  5  (小説 ベアルドナルドラ物語)
上着を受け取り席を作り、飲み物を伺う。

高級慰安宿を名乗るだけあって、東西の大陸はもとより辺境の島々の飲み物が異種族を問わず館には揃えられていたが、男の好みは予想どおりの流行りの高級魔術酒であった。

月並みな望みであったようで部屋に備え付けの棚にそれを見つけると、そそくさと用意を始める。

この手の男は、奉仕されることを当然とし待たされる事を嫌う。

館に常駐している雑務の者に保管してある氷を届けるよう申し付け、季節の島の果物を添えて卓に並べると、飲み物を口にしながら男は高飛車にこう言った。

「俺は触れられることはあまり好かないが、舐めることだけは特別に許すことにする」と。

ハーフエルフである所以だろうか、そんな男の矛盾する言葉にも奉仕を求められる事に対しての嫌悪もなく、職業意識とは言わないがそうゆうことなのだなと納得し、着衣を脱がし顔立ちからは想像もつかなかった毛深い男の半身を先ずは舐めはじめることにした。

隣に座り男の首筋や胸板を愛撫のごとく舐めまわすさい、どうしても男に触れてしまうことがあったが、それは見逃してくれるようだった。

その証拠に男はその最中私の牝の証である身体のあらゆる部分を感触を確かめるかのように嬲るばかりであったから。

特に演技でもない喘ぎが口をつく。

男は遊びなれているようでそんな仕草もそつがない。

届けさせた氷が溶けてしまった頃、ようやく男はそんなじゃれごとをやめ湯浴みの支度をするように命じてきた。

男を洗い自らも命じられたままにしつこく洗う。

「見た目は女どもとさほど変わらぬのだな」

男の言葉の意味を汲み取り、失礼しますと断り男の指を自らの牝へと招き入れる。

「うーむこれは…、で、もうひとつの方はどうなのだ」

そういった男に笑みを浮かべ、それは後ほどと云う顔をしてみせた。

どうして人の男と云う生き物はどれもこれも同じなのだろうと考えながらも、私の牝の分泌物で汚した指をまた改めて綺麗に洗い流すことにした。
関連記事
スポンサーサイト


総もくじ  3kaku_s_L.png 恋愛小説
もくじ  3kaku_s_L.png 援交記
総もくじ  3kaku_s_L.png 詩・散文
総もくじ  3kaku_s_L.png ファンタジー 魔導人形シリーズ
総もくじ  3kaku_s_L.png ファンタジー 輝石シリーズ
もくじ  3kaku_s_L.png 遷都物語
もくじ  3kaku_s_L.png ジェノサイダー
もくじ  3kaku_s_L.png ミンストレル
もくじ  3kaku_s_L.png 雑記
もくじ  3kaku_s_L.png 砂(小説)
もくじ  3kaku_s_L.png 小説 終春
もくじ  3kaku_s_L.png カウンセラー
もくじ  3kaku_s_L.png 挨拶
もくじ  3kaku_s_L.png 真夏の幻影
もくじ  3kaku_s_L.png 故郷
もくじ  3kaku_s_L.png 陽炎のように
もくじ  3kaku_s_L.png 魚人の街
もくじ  3kaku_s_L.png プチーツァ
もくじ  3kaku_s_L.png 戦乱の時代
もくじ  3kaku_s_L.png 世界
もくじ  3kaku_s_L.png イケメン彼女
もくじ  3kaku_s_L.png 原罪
もくじ  3kaku_s_L.png 転生
もくじ  3kaku_s_L.png 記憶
もくじ  3kaku_s_L.png 小説  GENZI
もくじ  3kaku_s_L.png ジゴロ
もくじ  3kaku_s_L.png 小説 エセエス
もくじ  3kaku_s_L.png 小説 思い出
もくじ  3kaku_s_L.png 詩人の愛
もくじ  3kaku_s_L.png 小説 ブロガー
もくじ  3kaku_s_L.png 好きなもの
もくじ  3kaku_s_L.png アバーブ
もくじ  3kaku_s_L.png 地上にて
もくじ  3kaku_s_L.png Dragon's woes
  • 【西の国の皇子 1 (小説 娼婦は何でも知っている)】へ
  • 【王都会議  5  (小説 ベアルドナルドラ物語)】へ

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【西の国の皇子 1 (小説 娼婦は何でも知っている)】へ
  • 【王都会議  5  (小説 ベアルドナルドラ物語)】へ