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ベアルドナルドラ物語(ファンタジー)

神の子 2 (小説 ベアルドナルドラ物語)

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「バンズと申すのか…先ほどの術は一体…」

ベアードが再度問いただす。

「知らないの?魔導だよ、あいつらいつもうるさくてさ、退屈だから抜け出してきたんだ壁とゆう壁を壊しながらさ。それよりもここは真界でしょ?おじさんは妖魔か何かなの?そのやり方教えてくれないかな、父様はいつも忙しいばかりで、何も教えてくれないから。そうだ、おじさん、ボクに使えてよ、そしたら毎日が退屈しないから」

「そうだバンズ、ここは真界だ。それと、その申し出には答えられない、お前がどれほどの力を持っていようとしても、かつてその申し出を断ったように精霊王として俺は何人にも使えるようなことはしない、それに今は他に忠誠を誓った身でもあるのでな」

「おいおい、こんな小僧に色々と」

心配そうに話しかけるシャンダル。

「そうなんだ…それじゃ仕方ないね…」

不意に寂しげで年相応な顔つきにと変わる少年。

その顔を見て諦めたようにベアードが言った。

「先程のような荒っぽいまねをしないと誓うなら、真界への位相の魔導をお前に教えよう。どうだバンズ?誓えるか?」

「誓えるならば、お前は今から俺の友人だ。我が魔導の師のもとへ連れてゆくとしよう」

「ほんと?ありがとう…」

「ベアードだ、俺はベアード」

「ありがとう、ベアード。誓うよ」

「おいおい、大丈夫かベアード?」

「なに、どのみち我が師のもとに立ち寄るつもりだったのだ、帝国の内部に詳しい我が師のもとにな」

そう言ってベアードは真界に居ながら、王宮へと続く街道を進んでゆく。

「こんなおおっぴらに歩いて大丈夫なのかベアード?それにこのままだと王宮に入っちまうぜ」

シャルダンの言葉など無視をしながら、バンズに真界についての話を続けベアードは進むばかりだった。

「おじさんは知らないの?ここじゃ向こうからはボクたちは見えないんだよ」

バンズが振り向いて莫迦にしたようにシャンダルに言った。

「そうだ、それに一番問題なあの魔王は今遠方にいるからな、感知できるものなどそうはいまい」

「ベアードはなんでも知ってるんだね」

「ああ、俺は毎日暇だからな」

「…こんなことでいいのだろうか…」

バンズに答えるベアードに、また言葉を失いシャンダルは、二人の後につき王宮へと入り込んでゆくのであった。





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