Category: つれづれなる散文  1/1

妄執の彼方への堕落   淫靡な口元

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この散文を c 様に捧げます「おにいちゃんて、…えっちだね」「……あははは、何いってるの君?それに僕はおにいちゃんだけどこの学園の教師なんだよ」ふいにかけられた声に僕は動揺をかくせなかった。四年生くらいだろうか?、幼さの残る声は、非難めいてなどなくむしろ誘っているかのようだった。確かにそうだ、僕はそのごく普通の容姿にみとれて、いやその何故か淫靡に思えてしまった口元に見とれていて廊下に立ち止まったまま立...

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妄執の彼方への堕落   喘ぐ口元

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その日の授業中は、何も考えなどまとまらなかった。授業などおざなりに、同僚との約束さえも忘れはて、ふらふらと校門へと向かう。誘われるようにあの口元を捜して、焦がれるようにあの口元を求めて校門近くをうろついていた。かなりの挙動不審にみえてるのだろう、遠巻きに嘲笑が沸き起こる。心ばかりがあせり考えることも忘れてうろつくばかりの僕の手を、暖かい小さな手がぎゅっと引っ張った。「またせちゃったね、おにいちゃん...

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妄執の彼方への堕落   犬の営み

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始めは犬の吼え声だけだったが、次第にすすり泣くような声が混じり、それが熱い喘ぎににとかわり痛みとも取れるような叫びに変わっていった。その声に囚われ無意識にドアを開けていた僕は、見た事もない忌まわしい痴態を目撃する。奇声をあげる毛深いものが激しく腰を突き動かす様を。毛ひとつ生えてない白い肢体が手をつき膝をつき善がり狂う様を。「んあっ、おにいちゃんはやっぱりいけないヒトだね。待っててといったのに…」は...

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黄昏色に身を投げて

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アナタはよく言ってたねこんな黄昏どきあの中に身を投げ出したら凄く素敵な気分になるとこんな黄昏が広がる空をみているとアナタの事を思い出すよ深い暗い青にと身を投げた 嘘つきになったアナタの事を...

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妄執の彼方への堕落   堕落

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「さっきの光景はなんだ?これはなんなんだ?」僅かに残っていた思考の欠片も、執拗な快楽の波に消されてゆく。身動きもとれず身を任したままで、湧きあがる波に次第に呑み込まれゆくだけだった。「どう?おにいちゃん?」相変わらずそれは少女の顔をしていた。ただその口元だけが異様な笑みを浮かべそこだけが別の物のように動き続けている。そして、大きな波の予感に囚われ始めたときにそれは不意に静まった。「だめ、おにいちゃ...

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落とす孔

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道連れになっても構やしないから深い孔を掘って掘って呪詛を呟きうまくいけよとついでに墓穴も掘りましょうにほんブログ村...

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妄執の彼方への堕落   責任とゆう言葉

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奥深くへと大量の快楽を放ってしまった後、僕の身体の下で押しつぶされていたモノが顔を横に向け喋りだした。「いっぱい出たね、おにいちゃん、私の中に。私まだ十歳になったばかりなのに…こんな関係になっちゃたね…」事の重大さを思い出した。いや示された。「いや、あの、その…こんなつもりじゃあ…」顔面を蒼白にして思わず身を離した。「これからも毎日してくれるんでしょ?ジョンみたいに…責任を取って」「責任?」その言葉だ...

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妄執の彼方への堕落   囚われの身

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その声に呪縛された。その口元に魅入られた。思えばあの時、平凡な少女にありきたりな顔立ちの中に邪な感情を抱いてしまったその瞬間から目をつけられてしまったのかもしれない。でも確かにあの時は眼がとまってしまったのだ。口元に。今となってはそれが単に無邪気だったのか、作為的に淫靡に象られていたのかはどうでもいいことだ。僕は墜ちたのだ。この少女の顔をした何かの手に。「これからは毎日してくれるよねおにいちゃん。...

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妄執の彼方への堕落   忠誠

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それからは毎日、溺れた魚が何かを求めるかのように少女の顔したソレとまぐわった。貫き呑み込まれる度に、少しづつ何かがボクの中で欠けていった。心が…いや心とは脳髄が生み出す妄執にすぎない。そうだ…脳髄が少しづつ死滅していったのだ。常識と共に、人間性と共に、不自然で不要なそれらのものを少しづつ削ぎ落として、純粋なる欲望の原質へと。少女の顔は見つめる。困った形を彩って。その淫靡な口で快楽を垂らしながらしゃぶ...

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妄執の彼方への堕落   執行

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同僚として画策するのは簡単なものだった。「最近、何かお悩みですか?」との甘言にあっさりと騙され、お茶でも飲みながら話でもとの呼び出しにのってくれた。親身に話を聞く振りを続け、隙を見て飲物に薬を混ぜる。暫くして意識が混濁した女を抱きかかえ、そのままホテルへと連れ込んでゆく。衣服を剥ぎ取り散々辱めたあと、そのあとはあらかじめ用意しておいた飢えた獣たちにさんだした。複数の獣が陵辱する様を撮影し、ぼろぼろ...

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妄執の彼方への堕落   いつか(終章)

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それ以来、あの犬のように忠実に僕は少女に害をなすもの、少女の気分を害するものを排除し続けている。もはや僕は、少女の飼い犬だった。求められれば与え、命じられたならば構うことなく襲う獣のように。彼女に飼われ、毎日のように尻尾のごとく腰を振り続ける。少女の欲求だけを満たし、日々を過ごすのだ。イツカ アノイヌノヨウニ ステラレルヒガクルマデ ソレハ ツヅクノダロウ僕はぼんやりとそんなことを考えながら、今日...

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詩人

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ボクにとって詩とはなんだろうボクの想像の世界が小説ならば詩は日々揺れ動く心の波のようなもの感情が生み出す波の造形がうまく言葉となったならそれはボクにとって最上の喜びにと繫がるものなのだろう憂鬱が嘆きが苦しみがそして僅かばかりの感動がボクの稚拙な言葉で少しでも表す事ができたのなら…ボクは詩人に半歩だけ近づけたのかもしれない...

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今宵は夏祭り

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自宅前の道が夏祭りで賑わっているひとときの喧騒ひとときの宴そんな騒ぎを避けるかのように遠回りをして帰る関係のないこと無縁なことそんな想いが胸につかえて孤独が待つ部屋の扉を開けていた...

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鳥のように 1

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「お帰りなさい…」「…ただいま」久しぶりに逢った兄は以前のようにかわらぬ笑顔を向けてくれた。あの日の兄の困惑の色はもう消えたのだろうか。あの日以来臆病になってしまった私は、その笑顔に対しぎごちない笑みをかえすことしかできなかった。「澪、大変だったね。もう大丈夫これからは僕がずっと傍にいるから…」「…ほんと?」「ああ、気づいたんだ、僕にとって澪がどんな存在か…」「…」続く言葉に私は答えることができなかった...

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鳥のように 2

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「澪!」「……」「…澪…さん」「なあに?」久しぶりに出勤した会社で帰り際、私は声をかけられた。声の持ち主は同期の吉田君。何かといつも私のこと、気にかけてくれる人だった。「昨日のメール、色々お世話になりましたってどうゆうこと?」私の姿を見つけて声をかけて彼がかけよってきた。「あなたには、ちゃんと言っておきたくて」「だから…なに?…」息をきらして私をみつめている。「やっぱりこの会社をやめることにしたの」「…...

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独白 1 寄生虫と呼ばれる上司

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なにも、僕だって別に好きでやってきたわけじゃない。もちろん君らが僕の事を、どんな風にかげで言ってるのかも承知もしていた。確か、かばん持ちとか、犬ころだとか、寄生虫とかね。別にそれを今更非難する気もさらさらないし、それは哀しいほど事実でもあり、君らのように秀でた能力など微塵もない僕が上のモノ、つまり権力に縋ってこれまできたのは隠しようのない事だからだ。僕のような哀れな存在が、組織の中で生きてゆくため...

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硬った肉 01

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アレが始まりだったのかもしれない。当時小学生だったボクは、飼い始めたばかりの犬を溺愛していた。休みの日には欠かさず散歩にと連れ出し、一日中日が暮れるまでコロと遊んでいた。そうだ名前は、コロだった。ある休みの日の夕暮れいつものようにコロと一緒に家にと向かう途中、大きな車がボクたちのすぐ前を横切った。ボクは驚いて尻餅をつき、コロは遥か遠くへ飛ばされて転がっていた。ソレはもう微かに喘ぐだけのモノへと変わ...

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その男

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その男は毎晩のように真夜中に目を覚ます同じ夢をみて父の夢を見て早くに亡くなった男の父の悲しげな顔を父の残したものをまもりきれなかったことをその男は夢を見るのだ生まれた家を受け継いだ店を才のなさ故に手放したそれらを遠く逃げ出した地でもう二十年以上もたつとゆうのに今はないその家で今はないその店で未だにもがき働き続けるその頃の己の不甲斐なさを未だに感じつつ世の冷たさを新たに味わいつつ人の無常さを何度も思...

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いつかのメリークリスマス

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ボクの住む片田舎でもこの時期になると街はささやかなイルミネーションで飾られるお店では 懐かしい曲も流れ続けそれは遠く持て余すばかりだった若き日の頃などを思い出させる都会の片隅でクリスマスの頃に訪れた淡い苦い思い出と共に...

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