Category: 被虐のうた(官能小説)  1/1

もとの世界

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「裕未、どうかしたの?」夫の心配そうな声で、ゆみは我にかえった。「ごめんなさいあなた、何でもないの」慌てて夫に返事をする。「なにか不安や悩みがあるなら、何でもいってくれればいいよ。僕はすぐにでも改めるからね」「ありがとうあなた、少し風邪気味で熱っぽいだけだから」夫の優しい心遣いに何とか笑みをつくって、ゆみは応える。「それは大変だ。後片付けは僕がするから、君は先に休んでくれていいよ」いつもながらの優...

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自らを慰めながら

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気が付けばアノヒトについて、想いを寄せている自分がゆみの中にあった。熱い湿りを帯びた思いの果てを、自らの指で確かめて促し慰め続けるゆみがいた。アノヒトのねっとりた言葉と唇の感触。アノヒトの容赦ない意地悪な指の動き。それらを思い出し、ぎごちない稚拙さで真似てみながら。寂しさと切なさと同じくらいの気持ちよさに浸り、声が上がるのも構わず慰め続けるゆみ。もう一度会いたい。もう一度甚振られたい。いや、できる...

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握りしめた携帯

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開いたままの携帯を、ゆみは見つめ続けている。一度だけメールしたアノヒトのアド。新しい世界への入り口に誘ってくれたアノヒトのアド。もう一度会いたい。最後までゆきたい。堕ちるまで、堕ちてしまうまで。もう、後戻りはできない。でも、見つめたままで。休日の、停滞したままの時間。仕事熱心な優しいだけの夫もいない時間。一人慰めるばかりの週末は切なく、募る想いと求める身体を持て余してしまう日中。ゆみは無言で携帯を...

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揺れ惑う想いと身体

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オレに会いたい奴は連絡をx9x8x79972xそっけない文章と携番らしき十一桁の数字。無意識にゆみは、その番号を押していた。呼び続けるだけで応えはなかった。安堵ともため息ともわからない息をついてゆみは、携帯を置く。虚しさと少しの哀しみが再び訪れる。それをふりはらうかのように無意識に、また指がもどかしげに動き始める。今度はうまく上れない。期待した分の落胆のせいだろうか。敏感な部分はいつものように硬さをましては...

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涙を浮かべて

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「悪かったな、わざわざ電話をかけてもらってよ。なんせ今食事中で手が話せなくて、メールだと面倒だからな」すこしも悪びれない口調のアノヒトの声が聞こえてくる。周りもざわざわとしていて何処かの店の中のようだ。「そんなことないです。嬉しいです、連絡を頂いて」正直な想いを言葉にする。「ところで、今なにやってたんだ?息遣いが荒いようだがよ」「…あなたを想って、思い出して。…慰めてました自分で…」意地悪な口調に変...

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汚れた下着

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「そうだ、シャワーを浴びなくっちゃ」放心状態からときはなされたゆみはつぶやいた。短時間ではあったが、先ほどの自らを慰める行為は、いつものそれと違い下着を激しく汚し淫らな汗の香りで身体が匂うほどのものだった。熱いシャワーに身をまかし気分を落ち着かせようと勤めてはみたものの、はやる心にどうも落ち着かない。アノヒトの連絡を逃さないようにドアは開け放したままで、タオルに包んで携帯は近くに置いてある。これで...

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再びの逢瀬

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「早いじゃねえか、ゆみ」胡散臭くいかにもといった男が、カフェの席で待ちわびていたゆみの隣に強引に隣にねじ込んできた。「待ちきれなかったのかい?」ニンニク臭い吐息を吐きながら耳元で囁く。縁の中の暗い瞳、こけた頬、バラバラに伸びた黒髪。黙っていれば怖い印象だろうが、意地悪げな口元から零れる下卑た言葉がそれを打ち消している。「…はい、待ちきれませんでした」耳にかかる吐息を感じ、ゆみは顔を赤らめ恥ずかしげ...

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左手のわけ

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ゆみは男の左手に抱きかかえられひきずられるようにホテルにと向かう。ホテルの部屋にやっとの思いでたどり着くと、すぐさまベッドにゆみは押し倒された。男がゆみの右手首を掴みながらこう囁いた。「こうやってオレが、ゆみ、オメエを左手で掴むのは自由を奪うためなのさ」「そんな事をなされなくても、ご自由に弄んでくれれば…」「でもよう、この方がいいだろ?オメエもオレもさ無理やりって感じがして」ゆみは恥ずかしげに何度...

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虐められて

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「相変わらずきつい匂いだなおめえの此処は、いつもちゃんと洗ってるのか?」股間に埋めていた顔をあげて男が洩らす。ゆみは違う恥ずかしさに顔が更に熱くなった。「そんな…毎日念入りに…」「あとからあとから、濁った汁が垂れっぱなしできりがないぜ、シャワーで綺麗に流してこいよ」吐き捨てるように男は言い放った。「…申し訳ありません、今すぐに」泣きそうな顔のゆみ。手枷をはずされる間も、恥ずかしさとくやしさで男の顔を...

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仕置きの続きを

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「先に出てまってろよ、すぐにまた虐めてやるからよ」執拗な愛撫のあとの男の命令に、ゆみは素直に従った。手早く汚れた股間を清め、身体の雫を拭い去る。ベッドに横たわり今か今かと待ちわびるゆみの顔は恋する少女に戻ったかのようだった。やがて濡れ髪のままの男が戻り、横たわるゆみの横にと座り込む。「待たせたな」男が横たわるゆみの腰を引き寄せ両の足首をつかみ上げ持ち上げた。そして、ゆみの脚を大きく開かせしげしげと...

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犬のように

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「ゆみ、そろそろ我慢できなくなっちまったか?突っ込んでもらいたいか?そういえばこの間はおあずけのまんまだったよなあ」腰がぬけたまま荒い息遣いのゆみは大きく被りを振るだけだった。男はゆみをうつ伏せに転がしてゆみの白い大きな尻を抱え上げる。「犬の格好でしてもらいたんだろう?このデカイけつを激しく突きたててもらいたいんだよな?メス犬みたいによお」尻たぶを手でこじ開け割れ目を舌で嬲る男。ゾクゾクした期待に...

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淫らに乱れて

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汗まみれの背に覆いかぶさり男は、後ろ髪に囁く。「おめえの顔をみながらしてやろう、みっともないほど欲しがる飢えた痴態をながめながらな」「はい、…ゆみを眺めながら存分に甚振ってください」崩れ落ち愉悦を喘ぐだけのゆみは、仰向けに転がされた。自ら大きく広げた脚が更にもちあげられ熱い塊が押し込まれてゆく。「あっ、あぁああ」潤みきったゆみのそこは、待ち構えていたようにすんなりと深く受け入れ生き物のように腰が求...

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羞恥行為

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「どうだった?少しは楽しめたかよお」覗き込む顔にゆみは恥ずかしげに顔を背けてしまう。「なんてことは、関係ないな」「えっ!」続く言葉に思わず男を、ゆみはみてしまった。「ゆみ、おまえを楽しませるためにオレは呼びつけたんじゃねえぜ」男はにやりと笑い、ゆみの手を荒々しく掴み引き寄せる。がしっと掴まれた顔に口を近づけられ耳元に吐息を吐かれる。「もっと苛めて欲しいんだろ?そのほうがアソコがびくびくと感じるんだ...

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新たなる悦び

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「…それっう、だけは…ぅはっ、できっ、いです…どうかぁぁっあ」股間を刺激されゆみは苦しげにこたえる。脚の付け根の熱く高まったゆみの淫らなもうひとつの口がびちょびちょに男の手を汚すのを感じながら、腹部の張りを必死に堪える。首元にざらつく舌を這わせながら男は囁き続ける。「この場で餓鬼みたいにションベンを洩らすのをじっくりと見て貰いてえのか?それともトイレまで抱きかかえてそのままオレに、やり手水してもらい...

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お仕置き

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「ゆみ、おめえはどうしようもない女だな、股はいつでも涎みていに垂れ流しでおまけにしょんべんは洩らすしよお」呆けたままのゆみに向かって男が問いかける。「はい、ゆみはだらしない女です。どうしようもないマゾな雌犬です。どうかお仕置きをお願いします」焦点の合わない目でぼそぼそと答えが返る。「とりあえず、シャワーで流してこいよ。仕置きはそれからだ」男の声でシャワーに向かったゆみだが、迫りくる尿意に負けてシャ...

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上下に動くもの

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命じられるまま、目の前でそれを履いてみる。サイズが小さいのだろうか、股に食い込む感覚に羞恥が募る。それに仕込まれているローターと、その下の辺りが二股に分かれているのが気になってしょうがない。今は遠のいてる尿意も刺激を受けたらまた訪れるかもしれないと、心配と期待にまた汁が滲み始めてしまった。「これでよろしいですか?…お仕置きをお願いします」顔を真っ赤にしてお願いしてみる。「どうやら尿意は収まってるみ...

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醜態

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「そ、そんなの無理です…」ゆみは顔を赤く染めながらも、ぶうんと音を立てながら淫らに動きを続けるものから眼が離せないでいた。「まあ、かけろよ」男がベッドにと手招く。おずおずと下ろした腰にその醜悪なものがあてられる。「あっ、凄い…」先程とは比べ物にならない振動に驚くゆみ。「意外と柔らかいだろう?」男は更に場所をかえぐりぐりと押し当てる。徐々に上へと。「あっ、ああん」乳房を刺激され甘い喘ぎを洩らすゆみ。押...

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意地悪な選択

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男が手にしたものは、ゆみに穿かせられているモノよりも醜悪なものだった。先程と同じグロテスクで淫らに動く偽りのモノが二本も生えており、それぞれに違う動きと音をたてゆみを驚かせる。「まさか…」ゆみは眼をみはる。「その、まさかさ」ゆみの驚きを笑い飛ばすように男が答えた。「ゆみ、おめえの締りのねえ此処に蓋をしねえとな」男の指がゆみの熱く潤いきった襞を弄り、更に後ろの孔にとこじ入れられる。「ああっ、いやっ…そ...

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溢れ続けるもの

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引き止める言葉など浮かばなかった。ショックのあまり、目の前が真っ暗になった気がした。目の前ばかりじゃなかったかもしれない。溢れ出る涙が出尽くしたあと、抜け殻のようによろよろと服を着て部屋をでた。何も考えられず何も感じることもできず、ぽっかりと開いた孔にでもなったみたいっだった。帰りの電車は降り口を何度も通り過ぎ、周りからはひそひそと指を指され続けているようだった。ぼさぼさのままの髪、化粧も落ちた腫...

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終章

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季節が巡っても相変わらず週末ともなると、カフェは、色々な人でいつもにぎわっている。入れ替わる人々の趣は、季節通りの色合いとなり手にした飲み物も暖かいものへと変わっている。待ち人でもいるのだろうか、若い男が不安と苛立ちを綯交ぜにして携帯を見つめていた。その様子をしばらく見つめていたサングラスの女性が時計を見ながら静かにつぶやく。「どうやら冷やかしじゃなさそうね」サングラスをバッグにとしまいこみ、男に...

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目つきの悪い男

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日曜にもなるとチェーンのカフェは、色々な人でいつも賑わっている。休日も早朝から営業しているこんな店は、待ち合わせや休みの朝を過ごす人々にとって重宝な場所であるからだろうか。入れ替わり立ち代りひと時を過ごし移り行くそれらの人々の他に、待ち合わせなのか暇つぶしなのか暫くの時間居座り続ける姿もみかけられる。あきらかに不似合いなサングラスをかけた若い女も、目つきの悪いくたびれた中年も、飲み物を傍らに置いた...

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新しい世界

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裏通りの派手な外観の幾つものホテルは、まだ日も高いのに盛況だった。様々なカップルが人目を忍び、ひと時を楽しんでいる。かろうじて開いていた部屋に取りあえず入り、二人は向かい合いコトを始めることとなった。始めると言っても男が勝手に始めだしたのだが。「さてと、望みはなにかな?このオレにしてもらいたい事は?オレとしてはもう考えてはいるけどよ」男が意地悪な目で意地悪く聞く。「そんなの知りません…。だから貴方...

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隷属の始まり

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「ゆみ!恥ずかしくねえのか?こんなにべとべとに汚しちまって」「そ、そんなあ…」男はゆみの身体にのしかかり、耳元で囁き続ける。指は執拗にゆみの奥まった熱を帯びた部分を陵辱したままで。「あとからあとからきつい匂いの汁があふれ出て、指のイチニ本じゃたらねえ。こいつはとても塞ぎきれねえ。いやらしい孔だなゆみの此処は」攻め立てられる言葉と巧みな指の動きに、ゆみの身体は抵抗をすでに諦めていた。時折、快感の波の...

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