Category: 漆黒の邪龍 DirtyDrgon  1/1

死神隊の憂鬱 Ⅰ

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中型戦闘艇の居住区は狭く、とても人が休めるような場所じゃあない。四名一組の一室は、二段重ねのベッドが両脇に据え付けられてるだけで、ドアのロックも大概はきかない。鍵があるだけ倉庫のほうがましなくらいだ。ましてや傭兵部隊ときたらヒューマノイドは数少なく、馬鹿でかいベイグス(寝るときは丸まって収まりきらない)や得たいの知れないサイバノイド(こいつは強化装甲のまま寝起きしている)が多数いて、ベッドを取っ払...

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死神隊の憂鬱 Ⅱ

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群体である PVF(Pii vitae forms 珪素生命体)の生態はね 多くの謎に包まれているわけだがねあの 帝国が開発した(偶発とも言われているが)探査型集団思考生命体(シーカーズ)の出現によって群体の思考の方向 行動の範囲 意思の有無などが 徐々に明らかになっているのだよだが あくまでもそれは 彼らの概要に過ぎずにね 真の目的 彼らの存在意義は 多くの矛盾する行動うとともに他の生命体には 理解不能なものとし...

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ロストファイル 1 (漆黒の邪龍 Dirtydragon)

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Eedb://Imperials /Special Forces /Secret clause /s/s/s/data/Fang(male)Eedb://Imperials /Special Forces /Secret clause /s/s/s/data/V(female)…どっちも同じね ファングと呼ばれた少年もVと名乗る少女についても 当時の記録はすべて抹消されてるわ自室のデータルームでセブンスであるガーディアンはつぶやいた。失ったものは なんだろう生活?出生? それとも 己自身?それまでの世界は 一変し俺は新しい世界へと 放り出...

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ロストファイル 2 (漆黒の邪龍 Dirtydragon)

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「何だ?これは」特務機関の本部コロニーに帰還したブルータスは驚きの声を上げた。各種艦艇を格納しているはずのメインドックは、立ち入り禁止の鎖が張り巡らされ中に入ることすらできない。<誰か状況を説明してくれ!>誰もいない通路に向かってブルータスが問いかける。<あっ次官 お疲れ様です 助かりました次官が戻られて>暫くたったあと、ブルータスの前に虚像が浮かび上がって話を始める。<挨拶などはいい!状況の説明...

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ロストファイル 3 (漆黒の邪龍 Dirtydragon)

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「様子はどうだ?」まだぐったりしたままの少女が囁く。「様子も何も…、状況の把握にこちらに…」ブルータスは吐き捨てるように応えた。「君の見解を聞いているのではない、ヴィーヌス!」再び制御コンピューターが物質化をはじめる。先程とは変わり今度は若い男性の姿で。『ただいまの状況 エマージェンシーレベルファイブ メインドックを通常空間より切り離し ドックごと停止空間に隔離中』「よし、良い判断だ」ブルータスはや...

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真夏の幻影 7 (小説 天翔ける黒龍 ダークドラゴン 番外編)

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ようやく納得がいったような男は、ファングに向かって言葉を続ける。「アンタがテロリストよりたちが悪かろうが本音はどうでもいいんですよ、でも、こんな帝国の膝下でちっちゃいながらも城をハッテいる身なんで、騒ぎを起こして評判を落とすのだけは…」「要は、身入りが減るのがヤなんでしょ??アンタたちスペースは。目をつけられることばっかだからじゃない?」「そいつは、間抜けな前任者の話ですぜ、お嬢さん」「とにかく、...

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ノイズ 1 (小説 漆黒の邪龍 DirtyDrgon)

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zuu… 狂信的なベイグスたちが迫ってくるzuu…zuu…「…のために俺は闘う…こんなところでは死ねない」zuu…「メンテナンスは完了だ、あとはボディ交換が最後となる」「ああ、ありがとうドクター」「最中に寝言みたいなものをつぶやいていたな…」「ああそれなら、ただのノイズだろう」「今なら、それも消せるがな」「別に構わない、何も支障などないからな」「その姿ならちゃんと喋れるわけだが、なにも会話も不自由なフルコンバットタ...

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ノイズ 2 (小説 漆黒の邪龍 DirtyDrgon)

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「さっきからの思考のように、ワードに反応しないことが不思議だろ?」俺の考えを読むように声が問いかける。「キミのその思考パターンは、ある特殊で稀有な被検体の思考を模倣したものだ。キミの聞いた言葉が、キミのAIを通じて私のメインフレームのデータから検索をされそれを表示するのだ。実を言えばこの声もキミをモニターしているメインフレームが私の思考を模倣して喋っているにすぎない」今度は「ある特殊で稀有な被検体」...

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