Category: Legendary Mage & Almighty pyroxene  1/1

伝説の魔道士と全知全能の石  無章

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「これでもう天空の守護も終わりじゃ、これからは永劫に昼と夜がめぐることじゃろう」「そうじゃなソリス、世界は安定し混沌に舞い戻ることもなかろう」二人の老人が席を立ち右手の扉から消え去った。「テンポスの云うとおり、わが海原も満ち満ちて…」「…大地も変わりなく恵むと云う事だ」また二人立ち上がり左手の扉へと向かう。「マーリス様もフラメント様もゆかれてしまうのですか?」部屋の隅で立っていた若者が声を上げる。「...

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伝説の魔道士と全知全能の石  序章

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かつて、光と闇は相反する世界の象徴であった。創造以来、拮抗した二つの力は譲り合うこともなく永遠の争いを続けていた。あるとき、始まりの真理について解明をなした初代闇の帝王は、創造主<輝石>を手に入れるため選りすぐった配下の者たちを世界各地へと派遣した。輝石を手中にさえすれば、均衡を崩し争いに終止符が打てると考えたのである。ただし、その後の世界は争いのかわりに、彼の支配する絶対服従の闇の世界と言うわけ...

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伝説の魔道士と全知全能の石  闇の司祭

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─ 東の大陸の西方 バランナ海 ─帝国の最新型帆船黒龍号が、光の島々の南沖を航行している。季節がら、バランナ海は雲ひとつなく波も穏やかで、順調な船旅が続いていた。「司祭様、あと三日もすれば例の島が遠眼鏡で確認できますがね」船長が舵を仕切りながら、隣に佇む大司祭に目をやった。「島の名はカオスとゆう」司祭は問いには答えずつぶやいた。「はぁ、そうですかい」「我らが発祥の地、いや全ての始まりの場所だ光と闇の...

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伝説の魔道士と全知全能の石 7th 

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─ 光の島々 本島内 静寂の森 ─奥深い森の中、古城の一室で溜め息が響く。「どうかなされましたか?道士様?」「いや何でもないのだよルナン、ただあの者はやはり7thの再来だとゆうことだけさ」「7thですか?」「そう、全ての始まりを託された七賢神の生まれ変わりがいたんだ。六番目の冥府の番人Arcがいたのさ」白装束の若い青年は、小鳥のような少女に優しく応えた。「そう、かつて冥府を守護していたアークは寡黙で控...

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伝説の魔道士と全知全能の石 古の海獣王

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─ 二日後 バランナ海 海上 ─季節柄、穏かな偏南風にのって、大陸の商船DD号の航海はつづいていた。高く上った太陽が見下ろす船の一室で二人の男が内密な話を今日も続けている。「…そろそろだな」重く低い声が話を断ち切る。司祭の声に船長が問いただす。「いきなり何のことですかい?司祭様」アーク卿の低い声の変わりに、船内に張り巡らされている通話管が鳴り響いた。『船長!右舷前方に島を発見!例の奴です!』「と、ゆう...

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