行為 1    (恋愛小説 埋没)

薄暗く見知らぬ部屋の中で、組み敷かれた見慣れぬ女の瞳がボクを見つめる。あくまでも切なげな眼差しとは裏腹な口元が何かを言い出す前に、聞きたくない言葉を紡ぐ前にボクは、自らの唇で其れを塞いでいた。何をやってるんだろう。どうしてこうなった。行為の最中にはふさわしくない不埒とも言える思いが又沸き起こる。初めて逢った日にすぐに深い関係に。新手の詐欺か?単なる流れなのか?。何も言われぬままに抱き合って、何も警...

 02, 2016   0