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詩と小説

郷愁  3  (体験恋愛小説


今夜は運も縁もないのだろうと駅に戻ろうとしたボクを、懐の携帯が呼び止めることとなった。

取り出した携帯は彼女の名を表示していた。

「もしもし和也君?どうかしたの?」

携帯から聞こえた声は、もうなじみ深い彼女の声。

「こんばんは、まりさん。ボクが何処にいるかわかる?」

「えっ?もしかして…」

「沼津の駅北だよ」

「…やっぱり。送ってもらった写メに似てる人がいるなあって思ってたの」

「そう、この間の電話で仕事の都合とか聞いて余計に会いたくなっちゃって…今から何処かで少しだけお茶するとか無理だよねえ」

ダメもとでボクは聞いてみる。

「今からだと…部屋に戻っちゃったし…和也君は時間とかは大丈夫?」

「今日は終電までなら大丈夫だけど」

「………なら、部屋に来ない?何もない部屋で和也君が良ければだけど」

思わぬ誘いにボクは直ぐにこたえを返す。

「じゃ喜んで、遠慮なく!」


そのあとは簡単に彼女のアパートまでの道のりを聞いてはやる気持ちで歩き出すだけだった。

電話で教わった通りに駅前の大通りを西に向かってゆくと、目印だと言われた病院の看板が見えてきた。

それを通り過ぎたところの角のアパートがそうだと聞いたのだったが、辺りは暗く人通りもなかったのだが人影を見かける。

「今晩は和也君」

それは先ほどの彼女の姿だった。

「今晩はまりこさん。改めて初めましてボクが和也です」

そんな挨拶を返したボクの手をつかんで彼女は笑顔でボクを案内してくれた。

角を曲がるとすぐに、階段があるアパートがあり彼女はそこにとボクを連れてゆく。

「何もないけどね」とそう言った彼女の部屋は家具も少なくて生活臭もあまり感じられない殺風景なものだった。



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空  (戯言




空はなく 空はなく

刺さりし痛みに

空は泣く


燃える落日 つきやぶり

ちぎれて やがて夜となる


浮かびゆく 星々は

夜の嘆きの 言霊か


月だけが 月だけが

空の無念を 描いてる









だいぶ慣れたのか??  (雑記

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フラメント

この間の祝日の日に 娘が孫娘ちゃんを連れてきた

近くまで 用事があったそうで

うちに寄ったのはついでらしいww

たまたま 休みだったボクが相手をしていたのだが


今回は随分大人しいwwww

うちのところで用意した ベビーベッドに寝かしても

特に泣き出すこともなく

脇の玩具を鳴らしてる??いぐいぐしてる腕があたってるだけ??

wwwww

こんなの↓
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うちの奴も 帰ってきて 相手をしだしたのだが

ボクが抱っこしてたら ぐずぐず し始めて

そのうち 寝てしまった^^


熟睡の図ww

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将来この画像を残しておくと 本人に怒られそうな…顔(女の子だから

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旦那似 らしいww







郷愁  2  (体験恋愛小説


その日彼女が仕事だと知っていたにもかかわらずボクは、夕方彼女が住む街の駅まで来ていた。

ボクは週一の日曜休みなのだが彼女は不定期。

幾度もかわしたメールや携帯での会話の中で何時かは実際に会おうと約束してはいたが、彼女の方の仕事の休みは既に決まっており暫くは望みは叶いそうになかったのだが。


駅を降り立ったボクは時間を確認し、時間をつぶしたあと彼女の終業に合わせて携帯をかけてる。

しかし携帯はつながらなく手が離せないか電車に乗っていると想像した。

彼女が帰宅に利用する電車の時間帯に辺りを付け、改札口をそっと外から見つめる。

何本目かの乗客の群れの中に見覚えのある顔を見つけた。

その女性の後をついてゆくと駅の傍のコンビニへと入ってゆく。

同じく後を追うように入ったボクは、少しばかりストーカーじみてるかもと自分でも思ったのだが。

どうやら彼女は何か食べる物を買ったようだった。

改めて顔を盗み見たボクは、確認のために店を出て携帯をかけてみた。

流石に声をかけて人違いだったら恥ずかしかった為もある。


でも携帯はつながらず、彼女らしき人影は夜の街並みにへと消えてしまっていた。


郷愁  1  (体験恋愛小説


あの頃のボクは色々と足りなかったような気がする。

意味もなく求めてはただ彷徨うばかりだったと思う。

彼女との出会いもそんな足掻きの中で珍しく相手の方からのアプローチだった。

数多くに広げていた窓口の中から舞い込んだそれは、何時ものように疑わしくはあったがボクの興味をじゅうぶん引くものであった。

言ってはわるいが月並みな容姿の写メ、ボクに近い年齢、嘘じみた美貌と若さのその他と比べれば真実味があったからだ。

窓口での多少のやり取りを交わした後、ボクたちは互いのメアドと携番を交換するまでの間柄となっていた。

メールや携帯で挨拶や近況雑談を話す日々が続いた後、ふと遊び心で彼女の住む街まで足をのばしたボクはその日のうちに彼女と対面し彼女の家にまで上がりこむこととなった。



くもおとこ  (気まぐれ短編集 ブラックブック


「山田君の夢ってなに?」ベッドの中、うっすらと汗をかいた裸の美女が俺の隣で問いかける。

「唐突になんですか?」俺は白々しくこたえを返す。

「ちょっと部内で耳にしたからよ」

「耳にしたのだったら知ってるんでしょ」

「あなたの口から聞きたいの」俺の返しに女がそう言った。


「少しばかり照れますね…僕にはなりたい物があるんです」

「何に?」

「だから知ってるんでしょ?」

「だから、何に?」しつこく食い下がる女の問いに、困った風を装って俺は応えてみる。
小さく自信なさげに。


「…くもです」

「えっ?なあに?」そうわざとらしく聞き返す女の顔は少しばかり嬉しげだった。


「今はただ地べたを這いずるだけのボクですけど、いつかは空を飛ぶくもに…くものようになりたいんです」俺はいつもと変わらぬせりふを騙る。

「飛ぶ?…うふふ、山田君て意外とロマンチストなのね」女は少しばかり疑問を持ったようだが、直ぐに女特有の都合の良い勘違いを始めたみたいだった。


「そういえば部内の誰かが貴方の夢を自分が叶えるとか息巻いていたみたいだったけど…知ってる?」

「そんな戯言は聞いたこともないですよ」女の意地悪な言葉に俺は即答する。

「そうよね、あの娘じゃねぇ、…無理よね。私みたいに地位や力がないとね」自慢げな女の言葉に俺は同意の歓びを浮かべてみる。


どうやらこの女は同じ職場の後輩の彼氏だった俺を、好奇心とその放漫な独占欲を満たすためだけに気まぐれに付き合ってみたようだった。

「お願いします先輩!」

「こんな関係になったのだから先輩じゃなくて名前で呼んでほしいけど…まかせてちょうだい。わるいようにはしないわ」上目遣いの俺の言葉に心良く返事を返した女に、更に俺は笑顔を浮かべる。

思惑どおり次々と夢どおりに網にかかってくる獲物に心の中で黒い笑みを浮かべながら。






子守り  (雑記

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フラメント

昨日は 娘が来て

お孫ちゃんを少し預かることとなった


お腹がすいては ぴーぴー

おむつが汚れては ぴーぴー

抱っこの揺れが少ないと ぴーぴー

実によく泣く


でも 少しばかり表情も出てきて

にへらと笑う顔??にいやされるww
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思い出は戯言と共に  (戯言


ただ求めていた

今よりもほんのわずかに 若かった昔


ボクにはなかった 温もりをキミに

ボクには遠かった 安らぎをキミに


言葉だけの繋がりだけなら

続いてたかもしれない

抱き合い重なり合ってしまったから

失ったのかもしれない


それでもボクは キミに触れたかった

愛し合う虚しい夢を ただただ求め


出会い 求め 一つに …その先は

語り合うだけの時よりも 冷めてしまった心と身体


求めた夢は未だ叶わず

今宵も一人彷徨うばかり

戯言洩らして彷徨うばかり





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雲滲む夜に  (戯言




夜浮かぶ 淡いひかり

僅かに朧に 月浮かぶ



星さえも 隠れてるのに

夜さえも 滲んでるのに



何も語らず 何も問わずに

朧月 やがて雲隠れ



広がる雲 滲むばかりで

夜を覆い 滲むばかりで



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今すぐにでも逢いたい

抱きたい

でもそれは 叶わぬ夢